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開咬 (かいこう)

開咬前歯が咬んでいない状態です。口を閉じても前歯に隙間が開いたままだったり、多くの場合、サ行・ラ行をうまく発音できない、食べ物をよく噛めないなどの症状を伴います。多くの場合、開咬の患者さまは「舌を歯の間から突き出す癖」を持っています。

エピソード:上下の前歯同士の接触が無いだけで、矯正の対象になるの?

18歳の大学生が右顎間接部の違和感を訴えて来院されました。叢生はほとんどなく、上下共に歯並びはきれいです。しかし、咬合を見てみると、臼歯部付近は接触があるのですが、前歯部分はしっかりと噛めていないようです。ご本人にはあまり自覚症状はなく、日常の食生活では特に不自由を感じている様子は見受けられませんが、ここ1ヶ月ほど、たまに耳の前方部を押すと痛みを感じているとのことでした。

開咬

人は固いものを噛むときなどは50kg程度の力を使っていると言われており、一見小さく見える歯でも、非常に大きな力を支える力があることがあります。しかし、これはあくまでも咬合のベクトルが一致しているという条件のもとでのみ可能なのであり、上下の前歯同士の接触のないこの患者さまは、結果として、臼歯に大きな負担がかかりやすい状況が続いているのです。

開咬の患者さまは、顎関節症のリスクが高いと言われており、一見、歯の混雑もなく、審美性にも問題がないこの患者さまも、咬合の機能的な側面から考えると、問題点は非常に大きいと言えます。

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